シミュレータを調整するというコト
今日は2年前のスーパーFJ岡山チャンプが来て、シミュレータの調整を手伝ってもらいました。
マシンデータやコースデータの精度はもちろんですが、やはり実車に近づけていくためにはリアルとバーチャルのギャップを埋めていく作業か必要です。
そのためにはもちろん実車でも速く、シミュレータにもある程度精通していることが重要です。
今日はそんなメンバーと一緒に効率良く調整作業を進めていくことができました。
結果、マシンデータのタイヤパラメータの適正化とベースとなるセッティングデータの追及ができました。アンダー傾向にあるAssettoCorsaをスロットルで曲げていくことができ、タイヤのコア温度と空気圧の上昇率や冷却性が実車に近く、実車と同じ舵角でステアリング切るとハナが入る。乗ってて非常に楽しく練習になるスーパーFJになりました。鈴鹿フル、東、岡山ともにノーマルエンジンのトップタイムと同じ水準でした。最高速もほぼ同じです。
鈴鹿フル 2分15秒台
鈴鹿東 53秒台
岡山国際 1分38秒台
ちなみにZENKAIRACINGのフォーミュラモーションSIMはグローブシューズはもちろん、6点ハーネスにハンスも使います。ドライバーによってはヘルメットも被り実車と同じ環境でドライブすることでトレーニングの密度を上げることもできます。
しかし、今日も内容濃かったです。
ハードウェアもソフトウェアも日進月歩、それらをうまくバランス取りして最適なドライビング環境を作り上げていきたいものです。
最近思いますが、我々が求めるマシンは『シミュレータ』ではなく『レーストレーニングマシン』ではないかと。研究開発ではなく、少しでも速く走り、レース感覚を養成することが目的ですから。まぁ、呼び方だけの問題ですけど、結構このあたりの感覚大事かなと。