ZENKAIRACINGが創る「本気のドライビングシミュレーター」 ― その哲学と開発思想
■ モータースポーツとeモータースポーツの架け橋として
2020年の創業以来、ZENKAIRACING(ゼンカイレーシング)は、ドライビングシミュレーターの開発・製造・販売を通じて、
リアルモータースポーツとeモータースポーツの境界を超える活動を続けてきました。
「常に全開で楽しむ」――。
この言葉を合言葉に、私たちは**“走る楽しさ”をテクノロジーで再現する**ことをミッションとしています。
開発者もドライバーも同じ目線で楽しむ。
それがZENKAIRACINGのものづくりの原点です。
現在では、シミュレーター開発だけでなく、実車レースへの参戦やeモータースポーツシリーズの運営など、
多面的な活動を展開しています。当コラムでは、改めて原点に立ち返り、
「ZENKAIRACINGのドライビングシミュレーターとは何か?」を、3部構成でじっくり掘り下げていきます。
■ シミュレーターとは何か ― “体験を再現する技術”
「シミュレーター」とは、ある現象を模擬的に再現し、現実に近い環境で訓練や評価を行うための装置です。
自動車・航空・宇宙など、実機によるテストが高コスト・高リスクな分野では、
シミュレーションが欠かせない存在です。
ドライビングシミュレーターもその一つで、
「**走る」「曲がる」「止まる」**という動作を、
物理的・感覚的にリアルへ近づける技術の結晶といえます。
ZENKAIRACINGが開発するのは、プロ用DIL(Driver in the Loop)システムのような数億円規模の機器ではなく、
数百万円台から導入可能なハイエンド・コンシューマー向けシミュレーターです。
個人ユースでも企業ユースでも、**“リアルに走る感覚”**を体験できる環境を目指しています。
詳しくは製品ラインナップページ
■ 家庭用からプロ仕様まで ― 柔軟なオーダーメイド対応
ZENKAIRACINGの特徴は、フルオーダーメイド対応にあります。
「レーシングシミュレーター」と聞くと、
ハンドルコントローラーとペダルを使う“ゲーム機”を想像する方も多いでしょう。
しかし、私たちがつくるのは、リアルドライビングを限りなく再現するトレーニング機器です。
お客様のニーズに応じて、
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eモータースポーツを本格的に楽しみたい方
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実車ドライバーとしてトレーニングに活用したい方
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シミュレーターショップを新規開設したい方
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教育・研究機関や自動車メーカーの評価テスト導入
など、幅広い導入目的に対応しています。
また、既存のシミュレーターをカスタマイズ・改造することも可能。ペダルのストローク調整、ステアリング剛性の再設計、
あるいはモーションユニットの追加など、柔軟な技術対応を行っています。
製品オーダーの相談はこちらから
■ 製品ラインナップ ― ZR-SXシリーズの哲学
ZENKAIRACINGのドライビングシミュレーターは、大きく2つのシリーズを展開しています。
● ZR-SX400シリーズ|4.1軸モーションシミュレーター
GTカーやフォーミュラカーの挙動を忠実に再現する、本格モーションシステム搭載モデル。
加速・減速・横Gなどの動きを4.1軸で再現し、実走に近い挙動フィードバックを実現します。

● ZR-SX100シリーズ|固定リジッドシミュレーター
剛性と安定性を重視したベーシックモデル。
高精度ステアリング・ペダルユニットと組み合わせることで、
リアルな操作感と高コストパフォーマンスを両立しています。

この2シリーズをベースに、お客様のご要望に合わせて専用筐体設計・デバイス選定・ソフトウェアセットアップに加え、
納品後の保守サポートまで、ZENKAIRACING のメンバーが丁寧にワンストップで対応します。
■ オーダーメイド製作事例 ― 現実を“持ち込む”シミュレーター
たとえば、次のようなご依頼にも対応しています。
「自分の愛車と同じポジション・ステアリング角度でシミュレーターを作りたい」
この場合、実車を計測し、シート位置・ペダルストローク・ステアリング角度・シフト距離まで1mm単位で再現します。
そこから「モーションタイプ」または「固定リジッドタイプ」を選び、目的に合わせた最適な構成を構築します。
過去には、実車のSF14モノコックを使用した筐体や、3面プロジェクターを使った没入型システムなども製作。
技術力と柔軟性の両立こそが、ZENKAIRACINGが“SIMプロフェッショナル”と呼ばれる理由です。
導入実績はこちら
■ SIM導入の流れ ― ご相談から納品まで
シミュレーター導入は、お問い合わせから納品までワンストップで対応します。
1.お問い合わせフォーム または電話(03-5413-7411)にてご連絡
2.ご要望をヒアリングし、見積・プラン提案
3.条件調整・発注・請求書発行
4.ご入金確認後、部材手配・製作開始
5.実車計測やポジション調整(必要に応じて実施)
6.完成・納品日程調整
7.現地設置・動作確認(半日〜2日程度)
8.操作説明・引き渡し完了
納品後のアフターサポートや機器メンテナンスも、ZENKAIRACINGが責任を持って対応します。
■ “走る”を効率よく極めたい、すべての人へ
ZENKAIRACINGのドライビングシミュレーターは、
単なる「ゲーム機」でも「装置」でもありません。
それは走りを効率よく極めたい人のための新時代のツールであり、
現実のサーキット体験を誰でも自宅で味わえる“走りの再現装置”です。
レーシングドライバー、エンジニア、そしてモータースポーツファン。
すべての人が同じ熱量で楽しめる――それが私たちの作るSIMの価値です。
製品の詳細は
導入相談・見積依頼は
■ 次回予告
次回【Chapter.2】では、ZENKAIRACINGのシミュレーターがどのように企画・製造・納品されるのか、
実際のプロセスを詳しく紹介します。
👉 【SIMコラム Chapter.2】ZENKAIシミュレーターが納品されるまでのプロセス



