ZENKAIRACINGサポートドライバーの山本雄紀選手が、8月1日(木)から4日(日)にフィンランドのユバスキュラを中心に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦『ラリー・フィンランド』のWRC2クラスに参戦いたしました。
TOYOTA GAZOO RacingがFIA世界ラリー選手権で活躍できる日本人若手ドライバーの発掘・育成を目的に展開している『TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム』の2期生として、WRC世界ラリー選手権の最高峰クラスへのステップアップを目指す山本雄紀選手は今回、TOYOTA GR Yaris Rally2でWRC全戦でもっとも平均速度が高いラリー・フィンランドに挑みました。フィンランドを拠点に活動する山本雄紀選手にとっては第2のホームイベントとなりました。
各SSで好タイムをマークした山本雄紀選手は雨の影響でグリップが安定しない難易度の高いコンディションでも連続してトップ10以内に入るタイムを記録したほか、市街地ステージのSS10ではWRC2クラス2番手タイムを記録。更なる好走が期待されましたが、SS13走行後にマシントラブルが見つかり、リタイアとなりました。
■山本雄紀選手コメント(TGR WRCチャレンジプログラムのリポートより引用)
「今年のラリー・フィンランドは、序盤から昨年よりもスピードが速く感じられました。きっと、オウニンポウヤがアイテナリーに組み込まれたからだと思います。フィンランドの道は今ではかなり慣れてきましたが、今回はRally2車両の出場台数が多かったので、きっと大きなチャレンジになるだろうと覚悟していました。とにかく自分のペースを築き、エストニアよりも良いリズムを見つけることに集中しました」
「金曜日は天候が変わりやすく、午後はパンクもしたので大変でしたが、それ以外は本当に順調でした。先月のエストニアと比較しても、自分のペースが向上していることを感じました。オウニンポウヤのステージは本当に素晴らしく、コーナーを5速ギヤでジャンプしながら駆け抜けるためには、通るラインを正確に覚えておく必要がありました。それでもフィーリングは素晴らしく、本当に楽しめましたし、来年はさらにプッシュできると確信しました」
山本雄紀選手の次戦は、9月13日(金)〜14日(土)にイタリアで開催されるラリー・ミッレ・ミリア(ターマック)となります。引き続き、ZENKAIRACINGは山本雄紀選手の活躍を応援致します。