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【VITA】FCR-VITA Rd.2に2台のVITAを投入。32号車兒島選手が2位表彰台を獲得、71号車武村選手は9位完走

2024.08.22 12:58(3週間前) NEWSRACE

2024年8月17日
『FCR-VITA Rd.2 富士スピードウェイ』
No.71 ZENKAIRACING VITA
武村和希
リザルト:予選9番手/決勝9位

No.32 ZENKAIRACING VITA
兒島弘訓
リザルト:予選2番手/決勝2位

 

■FCR-VITAに2台のZENKAIRACING VITAを投入

2024年8月17日、静岡県・富士スピードウェイで開催された、『FCR-VITA 第2戦』にZENKAIRACINGは2台のVITA-01で参戦しました。

シリーズ参戦している武村選手は、今回からZENKAIRACINGカラーが施された71号車をドライブ。一方の兒島選手は32号車を駆り、今回第2戦のみのスポット参戦となります。

武村選手は水曜日から、兒島選手は木曜日から富士入りし、入念にテスト走行を行いました。

5月に筑波サーキットで行われたVITA Trophy Race Sereiesの優勝車である71号車、富士では初走行となります。

筑波では問題とならなかった部分が、スピード域の高い富士では露呈し、32号車と合わせて大幅なセットチェンジを行いました。

その甲斐あって、71号車、32号車ともに高いパフォーマンスを発揮できるマシンに仕上がり、自信を持ってレースウィークに突入します。

 

■32号車兒島選手がフロントローを獲得。71号車はトラックポジションに泣き9番手
8月17日8:00、20分間の予選が開始されました。2台のZENKAIRACING VITAはセッション開始と同時にコースインし、タイムアタックを行います。

71号車の武村選手は2分0秒633で9番手。32号車の兒島選手は1分59秒464で2番手タイムとなります。

 

■富士らしいバトルを制した兒島選手が2位表彰台獲得。武村選手は直線スピード不足も9位フィニッシュ
予選から約2時間半のインターバルを経て行われた決勝は10周のスプリントレース。

2番手スタートの兒島選手は「いままでで一番決まった」という抜群のスタートを決め、1コーナーでトップの斎藤愛未選手のイン側に飛び込みます。

その後、後続の車両に並ばれるシーンがありながらも、ギリギリの攻防を展開しながら、1周目を3番手で終えました。

一方の武村選手もしっかりとスタートを決め、オープニングラップは6番手と上々の滑り出しとなります。

2周目の1コーナー、徳升公平選手と翁長実希選手とのバトルを制し2番手に浮上しさらにペースアップ。斎藤選手をダンロップコーナーで捉え、トップに浮上します。

しかし4周目の1コーナー、今度は斎藤選手が兒島選手をパス。2番手に後退した兒島選手はさらに後続の藤原大暉選手、徳升選手にパスされ一気に4番手へ後退を余儀なくされました。

武村選手は防戦一方ながら、6番手を死守したままレース中盤へと向かっていきます。

6周目、兒島選手が勝負に出ます。ホームストレートで前2台のスリップストリームを利用し、1コーナーまでに2台を一気にパス。2番手に返り咲く好走を披露します。

続く7周目には一時3番手に後退するも、他の車両のペースが落ち始め、徳升選手と兒島選手2台による2番手集団を形成しました。

激しいバトルを演じながら6番手集団を率いていた武村選手、レース終盤は苦しい展開に。徐々にそのポジションを落とし、9番手で最終ラップに突入します。

足りない直線スピードをコーナーリングで補う厳しい走りを強いられながらも、10位完走。レース後、他車の順位変動により正式リザルトで9位となりました。

2番手で最終ラップを迎えた兒島選手は、徳升選手とのデッドヒートを展開します。一時はリードを奪われるも、100Rでポジションを奪い返し、2位チェッカー。兒島選手自身、FCR-VITA初表彰台獲得となります。

■Driver’s Voice
No.32 兒島弘訓(ZR Driver)
予選2番手/決勝2位
昨年夏のFCR-VITAでのレースで相当な辛酸をなめた経験から、答え合わせをしたく、今回スポット参戦いたしました。

何を変えてもペース改善しなかった昨年夏の課題と、開幕戦で武村選手が出してくれた課題をもとに32号車に改善アイテムを持ち込みました。

結果として木曜日から持ち込みセットから手ごたえがあり、トップグループの選手に比べても遜色ないペースで走ることができました。

金曜日はウエット路面のシーンが多かったですが、ここでも良いペースで走ることができました。

セクター3にまだ課題はありましたが、昨年に比べると大きく改善したのを実感できました。

予選では2番手を獲得することができましたが、もう少し良い位置で走行できていればポールを狙えていただけに非常に悔しい予選になりました。

決勝ではスタートを決めることができ、1コーナー進入で1番手にあがりました。

しかしながら、そこから自分の展開にすることができず、一時は4番手まで落ち、その間にトップに逃げられたりと、結果としては2位でチェッカーを受けることができましたが、戦闘力のあるマシンを使いきれず悔しさの残る結果となりました。

とはいえ、昨年からすると大きく進歩することができ、狙っていた場所が悪くなかったと、答え合わせをすることができました。

また、昨年ではバトルシーンになるとミスってしまっていたようなシーンでも、今回は引くことなく、競り勝つことができたのはシミュレーターを通じて自分自身も進化できていたことが大きな要因かと思います。

さらに、9ヶ月ぶりのVITA乗車にも関わらず、すぐにレースペースで走行できたのもAsettoCorsaで弊社Mod、ZITAにて練習していたことが大きいと実感しております。

先週のMECに引き続き、シミュレーターの有益さに気づかされた週末でした。

最後に、チームに関わって下さった全ての皆様に感謝申し上げます。

ご支援ご声援、ありがとうございました。

No.71 武村和希
予選9番手/決勝9位
FCR-VITA Rd.1では6位を獲得したものの上位とのタイム差が大きく根本的にセット変更が必要だと判断し、Rd.2では大きくセット変更を行いました。

2台体制で水曜日から練習走行を行い、ペアの兒島と共にセット変更を繰り返し金曜の段階ではトップと遜色ない状況までペースを引き上げることができました。

しかし、71号車が他車と比較してストレートで劣る状況であった為、メンテナンスガレージのBe:flatさんと相談しながら、可能な限りの整備を行い改善に努めました。

予選では集団から抜け出せず、トラフィックに引っかかりながら9番タイムとなりました。しかし、ニュータイヤのセットとの相性はよく決勝に向けてポジティブに望むことができました。

決勝では無難なスタートから競り勝ち6位に上がり、トップ集団に追いつくだけという状況になるも、ストレートスピードが伸びず追いつかない、後続から追い上げられるという厳しいレース展開となりました。

コーナーでは優位のため、バトルで抑えるも抑えきれず10位チェッカーとなりました。正式結果では繰り上がりで9位となるも、マシンの部分を腕で補いきれず悔しいレースとなりました。

今回、予選で上位集団に食い込むことが出来れば上位争いが出来ていた可能性が高かったため今回の結果は予選の位置取りによって決まってしまった部分が大きく、改めて自身のドライビングやレース運びを見直す機会となりました。

応援して頂いた皆様、ZENKAIRACINGの皆様、Be:flatの皆様、誠にありがとうございました。

次回は必ず結果で恩返しできるように尽力致します。

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PERTAMINA(プルタミナ)様、オイルサポートありがとうございます。

今季はVITA-01を使用し参戦する『VITA Trophy Race』、及びv.Granzを使用し参戦する『MEC120』をPERTAMINAオイルと共に戦って参ります。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

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