2024年2月25日にビエント高崎 ビッグキューブで行われたeモータースポーツイベント『UNIZONE EX Match 〜Powered by SUPER FORMULA〜』に、ZENKAIRACINGサポートドライバーから木村偉織選手と冨林勇佑選手が出場し、木村選手が所属するTEAM IORI&YUITOがエキシビジョンレース②で優勝を果たしました。
JeMOが運営する『UNIZONE』は、国内で唯一JAF(日本自動車連盟)の公認を受けたeモータースポーツ大会。今回のイベントはUNIZONE初となる一般公開イベントとして開催されました。
エキシビジョンマッチとして、スーパーフォーミュラを中心に活躍する日本トップドライバーと、世界大会やJEGTなどで活躍するeモータースポーツプレイヤー12名・6チームが出場選手として集結し、iRacingを使用してマッチレースとスプリントレースで競いました。
▲冨林選手は今季スーパーフォーミュラ・スーパーGT500クラスでトヨタ陣営に移り話題となった大湯都史樹選手と組みTEAM TOSHIKI&YUSUKEとして参戦。
▲木村選手はTEAM IORI&YUITOとして、JEGTなどグランツーリスモで競われるeモータースポーツで実績のある佐々木唯人選手とタッグを組みました。
■エキシビションレース①(マッチレース)
UNIZONE EX Match最初の競技は、富士スピードウェイを舞台に1vs1のバトル形式で行う‟マッチレース”。スーパーフォーミュラSF23を使用して、各チーム担当1名ずつが走り勝ち上がっていくトーナメント形式となります。
冨林選手が担当するTEAM TOSHIKI&YUSUKEの初戦は、スタート直後に対戦相手の野尻智紀選手に接触しながらスピンしてしまうアクシデントが発生し、マッチレース最下位となる波乱の展開に。一方TEAM IORI&YUITOの木村選手は初戦対戦相手の大草りき選手のスピンを冷静に対処するなど勝ち上がり、マッチレースを3位で終えました。
マッチレースでの成績は、後の‟スプリントレース”のグリッドになるため、好位置につけたTEAM IORI&YUITOに期待が高まります。
■交流レース
エキシビジョンレースの間に行われた、一般参加者との‟交流レース”には、通常通り応募し当選したZENKAIRACINGスタッフの岡田衛選手と兒島弘訓選手が参戦しました。
大湯都史樹選手と山下健太選手に対決を挑む形となるレース1には岡田選手が挑戦。
2名のスーパーフォーミュラドライバーと岡田選手の3台が序盤から先陣を争いますが、大湯選手がスピン。山下選手が周回遅れの車両とのクラッシュを喫したことで岡田選手が独走し、そのまま優勝を飾りました。
兒島選手が出場したレース2には、小出峻選手と木村選手の若手ドライバー2名がゲストとして参戦。
SF無限チームデータエンジニアという顔も持つ兒島選手にとっては慣れ親しんだ相手とのレースで、特に小出選手とは抜きどころの少ないとされるモビリティリゾートもてぎでも至る所でサイドバイサイドのバトルを演じ、最終的に2位でフィニッシュし場内を沸かせました。
■エキシビションレース②(スプリントレース)
いよいよ最終決戦となる‟エキシビションレース②(スプリントレース)”。この競技では各チーム代表1人、計6台によるレース形式で行われます。
第1レースの舞台は鈴鹿サーキット。
TEAM IORI&YUITOは佐々木選手が担当し、3番手スタートからトップ争いを演じましたが、フィニッシュ数百メートル時点で何とガス欠!
それでも何とか2位の座はキープし、最終レースの木村選手に繋げます。
TEAM TOSHIKI&YUSUKEは大湯選手が担当しますが、こちらはアクシデントに見舞われ6番手フィニッシュとなり、最終レースでの冨林選手の追い上げに期待が高まります。
UNIZONE EX Match最後のレースとなる、スプリントレース2。
TEAM IORI&YUITOは木村選手がドライバーを務め、スタート直後にポールスタートの小山美姫選手のスピンを避けて序盤からトップを走行。
4番手からスタートした、iRacing最強ドライバーの呼び声も多い武藤壮太選手が強烈な追い上げを見せ、手に汗握るトップ争いが展開されましたが、武藤選手のワンミスにより再び開いたリードを木村選手が守りきりトップチェッカー!
TEAM IORI&YUITOがエキシビジョンレース②スプリントレースチャンピオンの座に輝きました。
一方最下位スタートとなったTEAM TOSHIKI&YUSUKEの冨林選手も、eモータースポーツ出身ドライバーらしい走りを見せ3位入賞と、ZENKAIRACINGサポートドライバー大活躍と言える結果で『UNIZONE EX Match 〜Powered by SUPER FORMULA〜』は幕を閉じました。
■Winner Voice
木村偉織選手(Support Driver)
初参加のUNIZONEは全ての選手が強者揃いのイベント、最初から最後まで楽しめました!
やはり賞金が掛かるレースは凄いプレッシャーがありましたが、最後のスプリントレースではチームメイトの佐々木唯人選手のサポートのお陰で勝つことが出来て嬉しかったです!
日本一のiRacerの武藤選手とのバトルも最高に痺れましたし、こういうeSportsのイベントはファンの人との距離が非常に近いのが魅力的だなと感じました!
ありがとうございました!