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ZENKAIRACING e-Sports Teamが、iRacing DAYTONA 24時間レースに参戦。クラス4位入賞!

2024.01.23 10:04(3か月前) BLOG

2024年1月20・21日に行われた、レーシングシミュレーターソフト『iRacing』のスペシャルイベント『2024 DAYTONA 24 Powered by VCO』にZENKAIRACING e-Sports Team(岡田・兒島・菅波・木村・栗林組)が参戦し、16:00LMPスロット・トップスプリットでLMP2クラス予選4番手、決勝4位で完走を果たしました。

チームとして初のトップスプリット(スロット内で最もレベルの高いプレイヤーがマッチングするレース)での24時間レースとなりましたが、予選での速さ、そして決勝での勝負強さを見せ、今年は更に高いレベルでのeモータースポーツ挑戦に期待が持てる結果となりました。


■Race Report
毎年1月恒例の、iRacingで行われる最初の公式24時間レースである『DAYTONA 24時間レース』。
ZENKAIRACING e-Sports Teamとしては昨年GT3クラスで参戦しましたは、今年はよりレベルの高い“トップスプリット”でのレース参戦を目指しLMP2クラスでエントリー。


▲No.71 ZENKAIRACING e-Sports Team Dallara P217

ドライバーの体制もZENKAIRACING常駐メンバーの岡田・兒島、これまでの耐久レース参戦経験もある栗林、そしてサポートドライバーとしてシミュレーターの提供も行っている菅波選手・木村選手の計5名で24時間レースを戦う体制といたしました。

菅波選手の予選アタックで1分34秒514というタイムを叩き出し、予選4番手のポジションを確保。
序盤戦はこのポジションを守り、トップ争いに加わる速さを見せました。

しかし、ポジションを3番手まで上げていたところで、菅波選手が乗る71号車はGTDクラスとの接触によりスピン。
そして兒島選手に交代したレース2時間半経過時点で、ピットインのタイミングでGTDクラスの車両と交錯があり、アンセーフティピットエントリーのペナルティストップ40秒を受けるなど、混走耐久レースならではの試練を受けクラス8番手まで沈んでしまいます。

深夜帯になるとよりサバイバルレースの色が強くなり、クラス違いの接触や単独クラッシュでレースをリタイヤしてしまうチームも…。
そんな中栗林・岡田・菅波とノートラブルで繋ぎ、早朝になるとクラス6番手まで挽回していきます。

翌朝からは木村選手、そして序盤も担当した兒島選手が合流。
2~3スティントずつドライバー交代し、速さ以上に接触やコース外走行でのインシデント数を溜めないように声を掛けつつ走行。
更に燃費走行を重視し、それまで24周毎だったピットタイミングを25周毎に作戦変更して、最後の最後に表彰台獲得を目指していきます。

レース残り5時間時点でクラス4番手まで浮上!
この時点でLMP2クラス全13チーム中、7チームがリタイアと、完走率が50%を切るほどに過酷なデイトナ24時間レースとなっています。

ラスト3時間は墨田ファクトリーより参戦の兒島・岡田がドライブし、ラストスパートを掛け表彰台を目指しますが、最終的にクラストップから4周遅れの4位でチェッカー。


惜しくも表彰台には届かなかったものの、チーム初の24時間レーストップスプリット参戦で無事完走、好成績を収めることができました。

今後もZENKAIRACING e-Sports Teamは、eモータースポーツ大会への参戦を行い、そこで得たノウハウをZENKAIRACINGシミュレーター・ECサイトよりご購入のユーザーへフィードバックを行う活動を行っていきたいと思います。

・2024 DAYTONA 24 Powered by VCO
LMP2 Class
No.71 ZENKAIRACING e-Sports Team

参加枠:16:00~ 1stスプリット(SoF 3870)
予選結果:4番手 1分34秒514(菅波)
決勝結果:4位  871Laps(-4Laps) クラスファステストラップ獲得(1分34秒572)

 



■Driver Voice

岡田 衛(ZR Driver & Team Manager)
今年からはよりZENKAIRACING e-Sports Teamのレベルを上げていこうと、早めの体制決定や、参戦クラスの選定を行い、NiShiKeNさんが開く練習サーバーにも参加して車のセッティングと作戦も詰めていきました。実車プロドライバーの菅波選手や木村選手も参加してくれて、トップスプリットで予選で4番手、決勝はトラブルも多々ありましたが、それが無ければ上位を争える手応えがあったデイトナ24時間レースでした。

今回ZR墨田ファクトリーの『ZR-SX100 EVOフレーム』というシミュレーターで参戦し、ホイールモーターは最近ユーザー数も多くなってきている『MOZA R9』を使用しましたが、セッティング次第で上位機種にも劣らないフィードバックが得られるモーターだと再確認できました。今後のZENKAIRACING e-Sports Teamでの活動では、各部のソフトウェアセッティングもユーザーの方にフィードバックしていけるようにしたいと思っていますので、ご期待していただければと思います。

兒島 弘訓(ZR Driver)
デイトナはコース自体は好きなのですが、ラップタイムが早くないという昨年の経験から苦手意識がありました。練習量の確保ができない代わりに岡田選手のオンボードをみて、イメージトレーニングをし、最終的にはチームメイトと同等のペースで走れるようになれたのはよかったと思います。表彰台まであと1ポジションだっただけに、嬉しさよりも悔しさが大きいですが、この経験を糧に次に向けて頑張りたいと思います。

菅波 冬悟(Support Driver)
初のiRacing24時間レース凄く楽しめました!LMP2クラスではトップスプリットでのレースということでライバルも手強かったですね。今回は練習量も少ない上に、作戦類に関しても行き当たりばったりの面が多かったので、その辺りの準備をもっとしっかりとすればトップ争い出来そうな手応えを感じました。
また参戦したいです!

木村 偉織(Support Driver)
去年からチームとして継続で参戦させて頂いている中、車両の違いはあれど、レース毎にチームも自分もレベルアップすることが出来たことが今回の結果に繋がっていると感じてます。
とはいえまだまだやりたかった事もやれることも沢山あったレースだったと思うので、今後に向けて更に準備を進めてより良いリザルトを残して行きたいです。

栗林 亮太(Driver  & Adviser)
チームメイトにはペースでは敵わないので、とにかくミス無く走り切る事に集中しました。緊張感あるトップスプリットの中で手応えある成果をチームメイトと共に導き出せたのは大きな成果だと思います。


■Topics
・岡田選手が使用したMOZA R9セッティング公開!

今回岡田選手が実際にMOZA R9を使用し、DAYTONA 24時間レースを走ったMOZA Pit Houseのセットアップを公開いたします!

MOZA R9 岡田 iRacingセットアップ

「車の状態が分かりやすいように、ソリッドでちょっとトゲのある手応えにしてます。LMP2はステアリングが重いので、iRacingでの”FFB strangeth”は10.5くらいですが、GT4やMX-5などは数値をもう少し上げても良いかなという気はしますね」

とのことなので、是非この記事をご覧の皆様で“MOZA R9モーターベース”ユーザーの方は、試して頂ければと思います。

・STRASSEのフォーミュラシートを、兒島選手が試す。

今回兒島選手が使用した『ZR-SX100 Formula』シミュレーターには、新たにSTRASSEの『フォーミュラシートRSF』を装着。
選択肢として数少ないフォーミュラタイプのシートとして、その使用感をデイトナ24時間という舞台でテストしました。

このシートでデイトナ・ロードコースを173周走った兒島選手に、その感想を聞きました。

「今回ZR-SX100 Formula にストラッセさんのシートを導入し、走行しました。忖度なしで正直にドストレートにコメントさせて頂きます。結果としては、非常によかったです(笑)」

「今まで使用していたRCC製のシートは彫りがかなり深く、日本人体形には少し不向きかなと感じておりました」

「ストラッセさんのシートは彫りが少し浅めで背中の角度が自然で少し起きており、頭のサポートもあるので、長時間のドライビングに適しているなと感じました。また、シート剛性も申し分ありません。付属されていたシートレールとシートブラケットも横揺れはほとんどなく、剛性不足を感じるシーンはありませんでした」

「課題があるとすれば実際のフォーミュラカーはもう少し角度が寝ているため、背中が少し丸まっている潜り込むような姿勢を作りづらいです。そのため、ペダル側の高さをしっかり調整してあげないと人によっては体が浮き上がってしまうという現象が起きるかもしれません。ただ、私個人としては非常によかったなと感じるシートでした」

兒島選手も太鼓判の『STRASSEフォーミュラシートRSF』、フォーミュラカー特有の寝た姿勢でのシートをお探しの方は、是非使用してみてはいかがでしょうか?

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