2025年11月2日に行われた『2025 AUTOBACS SUPER GT第8戦 MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』にて、ZENKAIRACINGサポートドライバーの菅波冬悟選手が乗るNo.65 LEON PYRAMID AMGが6位でチェッカーを受け、ポイントランキングでNo.56 GT-Rを1pt差で下し2025 AUTOBACS SUPER GT 300クラスのチャンピオンに輝きました。

K2 R&D LEON RACINGとしては2018年以来7年ぶり、2度目の栄冠となり、菅波選手にとっては初のスーパーGT 300クラスチャンピオン獲得となりました。

開幕戦・岡山国際サーキットで優勝を果たし、その後も第5戦富士で2度のスプリントレース共に3位表彰台を始めとして全戦でポイントを獲得してランキングトップを維持し迎えた最終戦。

チャンピオンの権利を有している車両が9台もいるという大混戦。
一つでも上のポジションでスタートを切るために重要な予選で、No.65 AMGはまさかの14番手と下位に沈んでしまう。
僅か1.5pts差のランキング2位につけるNo.56 GT-Rや、19.5pts差からの大逆転を狙うNo.52 GRスープラが予選で上位に着けたことで、No.65 AMGにとっては厳しい状況で決勝レースを迎えることとなってしまった。

チャンピオンを賭けた300kmの決勝レースがスタート。
まずは菅波選手が14番手からスタートドライバーを担当し、後半に向けマシンを労わりながらポジションを上げていくことが使命となる。

度々接触も起こる中団争いの中、菅波選手はNo.65 AMGを巧みにドライブし、20周目には10番手にポジションを上げピットイン。
タイヤ4輪交換、無交換と各チームで戦略が分かれる中、No.65 AMGは操舵輪となるフロント2輪交換の作戦を採った。
これでピット作業の時間とアウトラップでのウォームアップを短縮したNo.65は、全車がピットインを済ませると6番手までポジションアップ。

ポジションを上げたことでスタート前は絶望的とも思われた状況が一転、このままの順位であればNo.65 AMGがランキング首位を守り切ることとなる。
あとはチャンピオンを争うライバルがどの位置でフィニッシュするかで王者が決まるという、緊張感高まる終盤戦。

チームメイトの蒲生選手が力走を続ける中、走り終えモニターで状況を確認する菅波選手は「残り20周くらいは見るのもしんどかった」と振り返る。

チャンピオンを争ったNo.56 GT-Rが3位と僅か0.2秒差の4位でフィニッシュしたことで、6番手でチェッカーを受けたNo.65 LEON PYRAMID AMGが2025 AUTOBACS SUPER GT 300クラスのチャンピオンに決定。

この決勝戦が行われた11月2日は菅波選手の30歳の誕生日。
苦しい中でも決してあきらめないチーム、そして菅波選手自らの手で、初のスーパーGT 300クラスチャンピオンという大きなプレゼントを手繰り寄せた！

〇菅波選手コメント

「今年もゼンカイレーシング様に最高のSIM環境をサポートしていただいたおかげで日々内容の濃い練習に取り組むことが出来ました。」
「SIMでの練習の効果も発揮し、SUPER GTでのチャンピオンに繋がり大変嬉しく思います。これからも練習のサポートをよろしくお願いいたします！」

■ZENKAIRACINGは菅波選手をシミュレーター提供でサポート！

菅波選手のシミュレータートレーニングは、ZENKAIRACINGがサポートしている専用シミュレーターで行っています。
菅波選手の好みに合わせたポジション、要求に合わせた機材の選定を行い、シミュレータートレーニング内容に合わせてデータの調整も行っております。

【ZENKAIRACING ZR-SX100 Formula 菅波冬悟選手モデル】

フレーム：ZENKAIRACING EVOフレーム（上面モニターに合わせたモニターフレームを特注）
モーターベース：SIMUCUBE2 Ultimate
ステアリング：Cubecontrols F-CORE
ペダル：SIMTAG Ashley Hydraulic Racing Pedals
シート：Tillett B4 Seats
モニター：Samsung Odyssey G9

ZENKAIRACINGでは1台1台フルオーダーメイドでのレーシングシミュレーターを提供しており、ご依頼があればサポートドライバー向けの仕様と同等の製品を販売可能です。
レーシングシミュレーターのご依頼、ご要望は以下までお問い合わせくださいませ。