2025年11月2日に行われた『2025 AUTOBACS SUPER GT第8戦 MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』にて、ZENKAIRACINGサポートドライバーの木村偉織選手が乗る「No.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号」がGT300優勝を飾りました。
今季木村選手が加入した「TEAM MACH」としては22年越しの優勝、巷で「古代兵器」と呼ばれているトヨタMC86としても8年ぶりの快挙となりました。

前日に行われた公式予選で、チームメイトの塩津佑介選手がGT300 Q1 B組を9番手で通過すると、木村選手がQ2で1’46.263というタイムを叩き出し2番手グリッドを確保。
全車ノーウエイトのガチンコ勝負というシチュエーションで、モビリティリゾートもてぎのGT300コースレコードを持つ木村選手とチームが育て上げたマシンが噛み合い、決勝をフロントローからスタートすることとなった。

300kmのレース距離で争われるスーパーGT最終戦がスタート。
塩津選手がスタートを務め、後方から迫るライバルと激しくポジションを争い、19周目に4番手でピットインする。
ここでTEAM MACHはお得意の「タイヤ無交換作戦」を敢行した。
塩津選手は前半戦でバトルをしながらも、後半の木村選手が走り切れるタイヤを残して走行していたのだ。

木村選手に交代したマッハ号は、圧倒的なピットストップ時間の短縮で全車ピットインを済ませたタイミングでトップに躍り出る。
予選から速さを見せていたNo.61 BRZがニュータイヤに交換し追い上げてくるが、木村選手は無交換のタイヤながらMC86を見事に手懐けてBRZとのギャップを9秒以上に保ち続ける。
後半の40周を後続以上のペースで走り続け、ついに59周目の最終コーナーを立ち上がりTEAM MACHにとって22年越しの初優勝を成し遂げる。
木村選手にとっては、2025年初頭にシートを失った中でチャンスを与えられたチームへの恩返しとなる大きな1勝となった。

〇木村選手コメント
「いつもサポートをありがとうございます。SUPERGT最終戦で優勝することが出来ました。」
「チームそしてスポンサー、そして応援いただいている皆さまのおかげで優勝出来たのは勿論ですが、レースをしていない時間はSIMに乗って練習をしていたことも大きな要因です。」
「SIMトレーニングは今もっとも効率的な練習方法だと感じております。リアルで勝つためにバーチャルレースにも積極的に参戦しております。」
「これからもZENKAIRACINGのサポートの元でより速く、より強い二刀流レーシングドライバーを目指します!いつもサポートありがとうございました!」
■木村選手の日々のトレーニングをZENKAIRACINGがシミュレーターでサポート!

木村選手の日々のトレーニングは、ZENKAIRACINGのレーシングシミュレーター「ZR-SX100」で行われています。
ZENKAIRACING創立当初よりサポートしている木村選手のシミュレーターは、機材選定からポジション取りまで、トップカテゴリーのレースで活かす為のノウハウが蓄積された1台となっております。

【ZENKAIRACING ZR-SX100 Formula 木村偉織選手モデル】
フレーム:ZENKAIRACING EVOフレーム
モーターベース:SIMUCUBE2 sport
ステアリング:Cubecontrols Formula PRO
ペダル:ASETEK Invicta
シート:ZENKAIRACING e-Sports Teamオリジナルフルバケットシート
モニター:AOC 32inch3画面(240hz/0.5ms)
ZENKAIRACINGでは1台1台フルオーダーメイドでのレーシングシミュレーターを提供しており、ご依頼があればサポートドライバー向けの仕様と同等の製品を販売可能です。
レーシングシミュレーターのご依頼、ご要望は以下までお問い合わせくださいませ。


