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レースSIMにおける最強モニタ組み合わせとは?

2021.07.06 08:03(4か月前) HARDWARESIMSOFTWARETECHNOLOGY

レースSIMにおける最強モニタ組み合わせとは?※Assettocorsaの場合

 

ZENKAIRACING林です。

今日は興味深いお題に対して興味深い検証結果が得られたのでまとめ記事にしておきます。私自身の備忘録としても。この内容については、技術的またはソフトウエア的に私のスキルセットの範囲内で行っているため多少主観が入りますが、おおよそこんな感じではないかという仮説、推論に対して実際の数値(=結果)が出たので共有させて頂きます。

現在は2021年7月5日ですが、ご存じの通りPCデバイスの世界は数か月、1年2年でガラッとラインナップも変わり、機能も大きく向上します。が、本日共有させて頂く内容はその世代交代や機能向上にあまり左右されない、グラフィックボードとソフトウエア(特にレースSIM)の基本的な設定に関するものであり、今後グラフィックボードやモニタの性能・機能が大幅に向上したとしてもおそらく通用する基本的な考え方ではないかと思います。また、この内容は私の考え、主観を押し付けたり強く主張するものでもなく、内容に対してご意見があればぜひ頂きたいですし、いろんなご意見や新しい切り口をいただくことで更に精度向上をしてくことができる内容だと考えています。

さて、前置きが長くなりました。

 

【 そもそものお題 】

iRacingは3画面それぞれ処理分ける的なのどっかで見た気するんですけど、リフレッシュレート例えば165+60+60Hzでもそれぞれいい感じにMAX的に近い処理されたりするんですか? それとも普通に?最低の60に合わされる?
https://twitter.com/twihiko/status/1410955294750875654?s=20

↑ ZENKAIRACINGとしても以前から気になってた&たぶんそれ最強という仮説

 

>> それはあると思います。実はそれが最強のモニターセレクトなんではないかと思ってます。NVIDIAの設定、ソフト側の設定次第ですけど。両側モニタの流れる速度が理想的になり、真ん中の欲しい部分は欲しいだけのfpsが得られるのではないかと。今月、検証します。

まぁまぁ想定通りの結果でした。ソフトはアセコルですが、中央240Hz+両端75Hz1msのモニタで、フルスクリーンOFF&FPS制限OFFほか諸々設定しなおしで、PCからの出力は最大180fps 真ん中は240Hzの容量に対して余裕の180fpsでヌルヌル、両端は75Hz容量に対してキッチリ75Hz出てます。そして、ここから先は感覚の問題ですが、両端の75Hzモニタの容量75に対して、PCからは180fpsの出力。これによりモニタ側は75Hzまでの容量しかないにも関わらず75Hz以上のヌル感=垂直走査周波が得られていると思われます。(厳密にいうと、75Hzのモニターには75Hzの出力性能しかでないですが、75Hzにギリギリの75Hz入力をさせるよりも100Hzとか余裕をもった入力をいれてやることで「安定感が増す」が正解かと思います。決して75Hzモニターが75Hz以上の出力をすることができる、という説明ではありません)結論、フルスクリーンOFFの場合、複数モニタの最低Hzに依存せず個別稼働することを確認。もっと言えば、両端はアセコルの場合、流れる速度の調整ができるのであえて75Hzという希少モニタを選ばずとも、120Hzもしくは144Hzの市場流通総数の多いモニタのほうがDP実装、VESA100対応でかつ仕入れ価格が安い&探せば0.5ms対応もあるので、最強モニタ組み合わせは「中央240+両端144」が結論かなと。(意外と今回のような75Hzとかいうマニアックな仕様のモニタを選ぶとHDMIしかない、VESA75だ、とかいろいろややこしいことが多い)いずれにしても、PC側のCPU、メモリ、マザーボード、グラボなどの組み合わせで、余裕を持った映像出力をモニタに送ってやることが最も重要なのではないかなと。あとは、3画面とも同じ周波数でないといけないことはなく、特にレースSIMでは反応速度も重要なので真ん中はできるだけ高いHz&0.5msが理想。

【別の方からの質問】この点は少し納得し難いような… 『モニタ側は75Hzまでの容量しかないにも関わらず75Hz以上のヌル感=垂直走査周波(感)が得られていると思われます。』 >> ここもうちょい補足。モニタ出力が60Hz前提で、PCを描画レベルあげて80fps出力するのと、描画レベルさげて150fps出力するのとで俄然(安定感に)差が出ます。技術&機能的にてっぺんは75Hzのはずですが、おそらく50Wのスピーカーを100Wの十分な容量をもつアンプで駆動するのに近い安定性は少なくとも得られていると思います。fps制限などもしてみましたが逆効果でしたので、設定的に制限を掛けること自体、システム的に負荷がかかっているのではないかと。ちなみに、今日のPC環境 i7-7800k、32GB、X299SLI Plus、2080tiでした。(少し古い!)明日、i7-11700kチップに16GB、Z590マザボの箱(最新!)に2080ti移植して再度テスト。(以上)

※このデバイス性能に対して余裕ある入力を入れてやる、に関連して、スピーカーもそうですが、最近SIMVIBEで動作させるButtkucker LFE miniを4発、フレームに固定されている方いらっしゃいますが、安いアンプだとやはり出力がギリなのと、安定感がないのでButtkickerの出力が不安定になりがち&Buttkickerの性能をフルに発揮できていない、という現象も少なからずあるように思います。

 

これに対し、ZENKAIRACING内での議論「グラボへの負荷と景色の流れる速度感を考えると、やはり真ん中だけ高レートモニターがいいという結論で間違ってないってことですかね?」

 

総論正解、厳密にいうと予算があるなら240Hz+0.5msのモニタ3枚がベストっちゃベスト。ただし、3画面の種別が同じだからといって安易にサラウンド化&フルスクリーン設定するといろいろとfps出力に制限かかってしまうので、サラウンドなし&フルスクリーンOFFで両端モニタの側面速度をソフト側で最適調整して、PCからは出力制限かけずに最適描画レベルで高いfpsを安定的に出力させる設定をして、モニタ側にも制限掛けずDP1.4規格のハイスピードケーブルでノイズ対策も十分にしてPC出力を映像をして映し出させてあげるような、PCとモニタの関係性を築いてあげられるかどうか、かなと。PCが水道管、モニタが蛇口。またはPCがアンプ、モニタがスピーカーの関係性。大元の水道管自体も十分な水量と水圧を確保してあげた上で、蛇口側も適正水圧をきれいに流し出せるような設定が大事、って話かなと考えます。