MOZA RACINGのレーシングシミュレーター用デバイスをお持ちの方で「こういう時どうしたらいいのだろう」という疑問を持たれる方より、これまでいくつかのお問い合わせを頂いております。
ここではMOZA RACINGデバイスを使用するにあたり、押さえておきたいトラブルシューティング集をいくつかご紹介いたします。
■クイックリリースの取り外し
■FSRステアリングディスプレイ/ステアリングボタンカラーの変更
■F1シリーズの液晶ディスプレイ対応について
■ペダルキャリブレーションのコツ
■HGPシフターキャリブレーションについて
■クイックリリースの取り外し
MOZA RACINGのステアリングデバイスは、モーター側に用意されたハブに、ステアリング側のQR(クイックリリース)で固定することで簡単に脱着可能となっており、円形のステアリングからフォーミュラタイプのステアリングへの交換もすぐに行えるようになっております。
また、他にもモーターベースのキャリブレーション時にはステアリングを外さなければいけないシーンがありますが、はじめて脱着式のステアリングに触れるユーザー様よりQRの脱着の仕方をお問い合わせいただくことがございましたので、こちらでご紹介いたします。
正面から上下にQRを掴み、手前にQR引いてステアリングを外すと、スムーズに取り外しすることが出来ます。
また、装着する際は上下の向きを確認して差し込み「ガチャン」というQRが固定された音が確認できれば固定されます。
■FSRステアリングディスプレイ/ステアリングボタンカラーの変更
液晶モニター付きの『MOZA RACING FSRフォーミュラホイール』ですが、表示されるディスプレイ情報の変更の仕方が分からないというお問い合わせを多くいただいております。
MOZAのホームページやPit House上での説明がなく分かりにくいですが、動画のように右上のPボタンを押したまま、左側のノブを上下することでディスプレイの情報を切り替えることが可能です。
また、FSRに限らずLEDのボタンが装備されているすべてのMOZA RACING製ステアリングについて、LEDボタンの色変更の方法も解説します。
左右のノブを同時に内側に倒し数秒待つと、RPMのLEDが点滅します。
その後色を替えたいボタンを押すとLEDのカラーを変更することが出来ます。
LEDカラーを決定した後は、再び左右のノブを内側に同時入力することで保存することが出来ます。
ステアリングディスプレイ・ボタン色の設定変更をマスターして、是非自分だけのステアリングにカスタマイズしてみてください。
■F1シリーズの液晶ディスプレイ対応について
MOZA RACINGの『FSRフォーミュラホイール』と『RMレーシングディスプレイ』『CMレーシングディスプレイ』では、ゲームソフトから車両の選択ギアや回転数、タイヤ内圧などの情報を抜き出しディスプレイに表示してくれますが、『F1シリーズ』など一部のゲームタイトルではそのまま使用すると正しくディスプレイが動作しません。
MOZAレーシング |サポートセンター (mozaracing.com)
F1シリーズプレイ時にMOZAのディスプレイ情報を同期させるためには、MOZA公式サポートページに記載されている「ポート開放」の設定が必要になります。
設定の方法は上記リンクより公式ページに入って頂き、翻訳を使用してご確認いただければと思います。
■ペダルキャリブレーションのコツ
MOZA RACINGのペダルデバイスを導入されたユーザー様には、MOZA Pit Houseを使用した各デバイスのキャリブレーション(調整)を行っていただくことになります。
その中でペダルデバイスは、ペダルの全閉・全開のポイントを「set min」「set max」で決めて頂きますが、製品の仕様上長時間の使用でセンサー点のズレなどで、アクセルを踏んでいないのに入力されている、又は全開にならなくなる、といった症状が起こることがあります。
そこでキャリブレーションのコツとして、全閉・全開のポイントを3%程ずらし「遊び」を作った状態でset min・set maxを設定頂ければと思います。
このような設定をすることで、トラブルを未然に防ぐことが出来る他、より自然なフィーリングでプレイすることが可能です。
■HGPシフターキャリブレーションについて
MOZAのHパターンシフター『MOZA HGPシフター』のトラブル事例で、シフターを入れた段数と違うギアが入力されてしまう、またはギアを入れたのにN(ニュートラル)になってしまう、という事象があります。
その場合はMOZA Pit Houseよりシフターのキャリブレーションを行っていただくことになりますが、キャリブレーションを行っても直らないというお問い合わせを頂いております。
MOZA Pit Houseではキャリブレーション時にシフターを左右に振るように指示がありますが、正しいシフターのキャリブレーション方法はシフターを押しながらR(リバース)と7速に入れます。
シフターのキャリブレーションが上手く行かない方は、一度この方法でお試しください。